2018/07/12
水没パソコン1号機搬入されました
冠水地域となった三原市本郷の船木地区から、水没したノートパソコンが搬入されました。
これが第1号機です。
写真を送っていただいた時は泥だらけだったものを、水洗いしていただき、ビニール袋に入れた上で搬入されました。
早速、現状確認です。
パッと見た感じは、蒸れた痕があるので、間違いなく大量の水を被った状態だったことが窺えます。
この時、持ったところが悪かったのか、少しピリピリした感覚があったので、恐らく感電したと思います。
そして、ノートパソコンならではのバッテリー。
端子に白いものが浮き出ているので、これは電池の液漏れと思われます。
急速に腐食も始まっていますね。
これが原因だろうと思いますが、漏電の影響でピリピリしたのだろうと思います。
ハードディスクも泥で汚れていました。
ある程度拭いた後ですが、それでも残る微量の砂があります。
メモリを抜いた下のマザーボードにも、泥が入り込んでいます。
ハードディスクが入っていたケース部分です。
ここにもたくさんの水が入っていました。
水が玉になっているので、蒸れたのでしょう。
搭載されていたメモリも、泥水を被った痕跡があります。
これも洗浄して乾かせば、使えないことはないと思いますが、試してみないとわかりません。
ハードディスク固定ブラケットから取り外した直後の、ハードディスクの状態です。
かなり濡れています。
端子は幸いなことに錆が出ていないので、このまま乾かせば何とかなりそうです。
振動さえ加わっていなければ、希望はあります。
水分を除去して、管理シールを貼っておきます。
こうして、可能な限り水分を除去した後、ハードディスクを乾燥させます。
強制乾燥させてもいいのですが、できる限り自然乾燥させます。
今日はこれにて終了。
酷暑の中ですから、24時間程度乾燥させてから、いよいよ検査します。